【出展者インタビュー】見ているだけでは終わらない。来場者と一緒に「ミライをシサクする」学生たちの展示会
大学の展示というと、完成した作品や研究の成果を眺めて回る場所、というイメージを持つ人は多いかもしれません。
一方で、そこに並ぶのは完成品だけではなく、アイデアが生まれ、試され、形になっていく途中の姿そのものだとしたら、少し覗いてみたくなりませんか。iU 情報経営イノベーション専門職大学の学生たちがつくる展示会「iUtopia」は、そんな場を目指しています。
今回は、「ちょっと先のおもしろい未来2026」の出展者である「iUtopia」という団体の方に、今年のテーマや込められた思い、そして会場をつくる学生たちの様子について伺いました。
並んでいるのは「完成品」だけじゃない
―― iUtopiaは、どのような展示会なのでしょうか。その特徴について教えてください。――
iUtopiaは、iUの学生や先生方、卒業生、そして連携している企業の方々が一堂に集まる展示会です。
会場に並ぶのは、きれいに仕上がった成果物だけではありません。アイデアがどう生まれ、どう試され、形になっていったのか。
その過程ごと、来場者の皆さんに見て、触れて、感じてもらいたいと考えています。
扱うテーマも「スタートアップ」「AI」「地域」「メディア」「デザイン」など幅広く、いろいろなジャンルの展示が一度に楽しめます。見て終わりではなく、会場での対話やちょっとしたやりとりから、また新しい発見が生まれる。そんな「未来の実験場」のような場所です。
「ミライをシサクする」に込めた、3つの意味
―― 今年のテーマ「ミライをシサクする」には、どのような思いが込められているのでしょうか。――
今年のテーマは、「ミライをシサクする」です。
この「シサク」という言葉には、3つの意味が込められています。
未来について考えてみる「思索」。
アイデアをとりあえず形にしてみる「試作」。
そして、それを実際の行動につなげてみる「施策」です。
未来って、誰かが勝手に用意してくれるものではなく、自分で「こうしてみたら?」と考えて、手を動かしてみることから始まると思っています。
だから会場では、展示を眺めるだけでなく、学生に話しかけてみたり、実際に体験してみたりしてもらえたら嬉しいです。ちょっとした会話や「これ何?」という一言から、また新しいものが生まれていくかもしれません。
企画も、会場づくりも。すべて学生の手で
―― iUtopia26は、どんな学生さんたちがつくっているのでしょうか。――
iUtopia26をつくっているのは、iUに入学したばかりの1年生たちです。
何を展示するかというコンセプトづくりから、会場のレイアウト、案内のデザイン、告知、出展者とのやりとりまで、自分たちの手で進めています。AIも活用しながらアイデアを素早く形にして、みんなで見直しては直す、という作業を重ねてきました。
初めてのことばかりで、うまくいかないことも多かったそうです。それでも、来てくれた方に「来てよかった」「なんだかワクワクした」と感じてもらえる会場を、自分たちの手でつくろうと準備を進めています。
完成する前の「ミライ」に出会える場所
「ミライをシサクする」。
この言葉が表しているのは、未来とは誰かが用意してくれるものではなく、自分の手でつくっていくものだ、という学生たちの姿勢です。
きれいに仕上げた答えではなく、考えて、試して、動いてみる。その途中の姿を見せてくれるのが、iUtopiaという展示会なのかもしれません。
親子で会場を歩きながら、「これ、どうやって作ったんだろう」「自分にもできるかな」。そんな小さな会話が生まれる場所になりそうです。