インタビュー

【出展者インタビュー】”ワクワク”から始まる未来への第一歩。子どもたちの目が輝き、創造力を発揮する社会を目指して

子ども向けのワークショップというと、何かを正しく教えてもらう教育の場、というイメージを持つ人は多いかもしれません。 

一方で、ワークショップにはそれだけではない、一人ひとりの異なる感性や学び方の違いを「新しい価値を生み出す力」に変える価値がある――そんな視点で活動している出展者がいます。 

今回は、20年以上にわたり子どものための学びの場を届けてきた「CANVAS」に、「ワークショップコレクション in ちょもろー」に込めた思いや、今回の会場ならではの見どころについて伺いました。 

20年以上にわたり、ずっと大切にされている思いは何ですか?

――2002年から20年以上にわたり、こどもたちの「創造力・表現力を刺激する」ワークショップの普及を続けてこられたとのことですが、ずっと大切にされている思いは何でしょうか。――

私たちが20年以上の間、何よりも大切にしてきたのは、生まれ育った環境や持っている力の違う、子どもたちが、「かんじる・かんがえる・つくる・つたえる」という一連のステップを通して、自分たちで新しい価値を生み出せるような、創造的な学びの場をつくることです。

私たちは、単にプログラムを届けること自体をゴールにしているわけではありません。企業や大学、地域の自治体、そしてクリエイターなど、本当に多様な人たちと協働しながら、子どもたちが創造的に遊んで学び、自分らしく表現できるチャンスを全国に広げています。

「ワークショップコレクション」も、まさにその思いから生まれた取り組みです。CANVASだけでプログラムを届けるのではなく、多様なジャンルの専門家たちがそれぞれのアイデアを持ち寄ることで、子どもたちがたくさんの「あそび」と「まなび」に出会える場をつくり出しています。

私たちの願いは、子どもたちの目が輝き、自分たちの創造力をのびのびと発揮できる社会を創ること。そのために、この場をずっと守り、広げ続けています。

テクノロジーとの結びつきが強い「竹芝」の回では、どのような体験をしてほしいとお考えですか?

――全国各地で開催されているワークショップコレクションですが、とくに最新技術が集まる「竹芝」の会場では、子どもたちにどのような体験をしてほしいとお考えでしょうか。――

竹芝の会場では、AIやロボット、プログラミングといった、最先端のテクノロジーに触れられるブースを数多く用意しています。

ただ、私たちは「最新の技術を勉強する」だけでなく、子どもたちが「これ、自分でもつくってみたい!」「実際にやってみたい!」と目を輝かせ、少し先の未来に心からワクワクできるような時間を届けたいと考えています。

一方で、ワークショップコレクションには、ものづくりや伝統、自然、科学など、幅広いジャンルのプログラムも集まります。私たちが大切にしているのは、技術だけに偏らず、さまざまな体験に一度に出会えることです。

いろいろなジャンルを体験する中で、「これが好き!」「もっとやりたい!」という素直なときめきが生まれたり、「自分って、こんなことに夢中になれるんだな」と、子どもたち自身が自分の新しい興味や可能性に気づくきっかけになれば、嬉しいと思っています。

最先端技術にワクワクしながらも、手や体を使う幅広いジャンルにも触れる。それは子どもたちが自分の「大好き」や「隠れた才能」に出会うきっかけになります。

今回の「ワークショップコレクション」だからこそ体験できる特別な楽しさはどこにありますか?

――今回のイベント「ちょもろー」には、最先端の展示がほかにもたくさん並びます。その中で、このワークショップコレクションならではの見どころを教えてください。――

一番の魅力は、大人でもワクワクするような「ちょっと先の面白い未来」を、子どもたちが主役になって、実際に目で見て、手で触れて、体全体で体験できることです。

会場内には、空飛ぶクルマをはじめ、未来を感じられるさまざまなコンテンツがありますが、ワークショップコレクションでは、そうした少し難しく思えるちょっと先の未来を、子どもたちにも分かりやすく、楽しみながら体験できるプログラムとしてたくさん用意しました。

また、企業や大学、プロのクリエイターなど、多様な大人たちが、全国から集まることも大きな特徴です。それぞれが自分の得意分野やユニークな視点を活かしてブースを出しているため、ここに来るだけで、一日の中で本当にたくさんの考え方や最先端の技術、新しい表現方法に出会うことができます。

「未来ってこんなに面白いんだ!」「これ、自分もやってみたい!」というワクワクした気持ちが、子どもたちの新しい夢や可能性にきっとつながっていくはずです。そんな五感をフルに使ったダイナミックな体験ができることこそが、今回のイベントならではの楽しさだと思っています。

子どもたちの目が輝き、創造力を発揮する未来に向けて

子どもの学びや未来というと、つい新しいツールの習得や便利さに注目しがちです。けれど今回のお話から見えてきたのは、それだけではない未来の姿でした。

最先端のテクノロジーに触れるだけでなく、ものづくりや伝統、自然、科学など、さまざまな体験に出会うことで、子どもたち自身の興味や可能性が広がっていく。 

必ずしも「ワークショップを開催することそれ自体」を目的とするのではなく、「多様な人たちと協働しながら、子どもたちがワクワクして自分らしく表現できる場を広げていく」。 そんなつながりの中にこそ、これからの学びの新しい可能性があるのかもしれません。

子どもたちが創造力を発揮する社会とはどのようなものか。 その答えはまだ一つではありません。けれど、多様なアイデアや専門性を持ち寄り、子どもたちがたくさんの「あそび」と「まなび」に出会っている今、その未来はすでに始まっているのかもしれません。